100年目の履正社Days

創立100周年を勝利で飾る! 
強化クラブの新キャプテンが集結。

競技、学業にひた向きに取り組む強化クラブ。2022年度、創立100周年のチームを率いる新キャプテンたちは、どんなビジョンを持っているのでしょうか。新たな目標に向かって走り始めた彼らに、熱い思いを語ってもらいました。(2021年12月取材)

野球部 新主将 小西柚生(こにし・ゆき)くん

 新チームは野球が大好きなメンバーが集まっていて、とにかく明るくにぎやかです。仲間同士で高め合い、ここぞというときの盛り上がりは、どこの部にも負けません。心技体すべてにおいてレベルアップをはかり、学園の創立100周年という節目の夏に、甲子園で応援していただけるよう、たくさんの方々からの期待に応えられるチームをつくっていきます。

 

女子野球部 新主将 真砂寧々(まさご・ねね)さん

 新チームのスローガンは、「できる!」です。何事も自分達の力を信じて取り組み、どんなにつらくても助け合い、励まし合って笑顔で乗り越え、最後には「できた!」と言えるチームをつくりたいです。そして、履正社から女子野球の魅力を発信して、誰からも応援されるチームになることが目標です。

 

剣道部 男子新主将 高田晴道(たかだ・はるみち)くん

 誰ひとり嫌なことから逃げることなく、どんなことにも真面目に取り組むことができる、そこが男子剣道部の強みです。部員たちが苦しいときは、自分が明るく剣道部を盛り上げていきたい。チームが大きな壁に衝突したら、自分が率先してその壁に挑んでいきたい。そして、人として大きく進歩できるチームをつくり上げていきたいです。

 

剣道部 女子新主将 岡本ゆかり(おかもと・ゆかり)さん

 全員がライバル心を持って互いに厳しく、なおかつチームで高め合いながら真っ直ぐに進んでいきたいと思っています。私たちを支えてくれる方々のために、一人ひとりが自立し、多くの方々から愛されるような、履正社高校剣道部女子にしかつくれないスーパーチームにしていきたいと思っています。

 

柔道部 男子新主将 鈴木翔映(すずき・しょうえい)くん

 柔道部は学年を問わず仲がよく、団結力があります。それはこれまで先輩たちが築き上げた伝統です。その上で主将として心がけているのは、仲間を鼓舞しながら、苦しい時も諦めずに練習するチームをつくること。そして全国優勝を達成できるようなチームをつくりたいです。期待に応えられるよう、一生懸命頑張ります。

 

柔道部 女子新主将 林 紀子(はやし・のりこ)さん

 部員同士がお互いの弱点を補いながら、日々練習に励んでいるところが私たちの強みです。技を極めることはもちろん、嬉しいときはみんなで笑い、悲しいときは一丸で乗り越えていく。どんなときも仲間の想いを分かち合い、大切にできるチームにしていきたいです。大好きな「履正社」の名を背負って畳に上がる、新チームの活躍に期待してください。

 

陸上競技部 新主将 増田良暉(ますだ・よしき)くん

 日々、走ることができることに感謝し、毎日の練習を大切に積み重ね、必ず納得のいく結果を出していきたいと思います。一人ひとりが練習に対して真剣に取り組む姿勢はどの部にも負けない自信はあります。個人種目、団体種目を問わず部員全員で一丸となり、近畿、全国大会への出場をめざせるチームをつくっていきたいです。

 

バレーボール部新主将生島彩咲(いくしま・あやさ)さん

 新チームのモットーは「切磋琢磨」。まとまりのあるチームづくりをめざします。高さの面では強豪校に劣るかもしれませんが、その分粘り強く繋ぐプレーがチームの武器。下級生もコートに入り経験を積んでいるので、チーム全体としては、まだまだ伸びる要素がたくさんあります。部員全員一丸となって、「春高出場」をめざします。

 

テニス部新主将大須賀航(おおすが・こう)さん

 新チームは、部員1人1人の個性が強いのが特徴です。それはテニスにも反映されていて、アグレッシブに攻めるタイプや、粘り強いストロークを得意とするタイプなどさまざま。全員が、自分の個性をプレーに生かしながら、勝ちにこだわった試合をしています。インターハイで全国へ行き、そこで勝つことが目標です!

 

吹奏楽部 新部長 國川陽和(くにかわ・ひより)さん

新チームの強みは、反省を怠らず、常に向上心を持って次に繋げていけるところ。一人ひとりの個性を活かして、全員でひとつの音楽をつくりあげていくことができるようにしたいです。小編成でも、大人数と変わらない迫力が魅力。創立100周年の今年も、笑顔と勇気を与えられる履正社サウンドをお届けできるよう、日々の活動を頑張ります。




番外編

“99年目”の主将から

 2021年12月12日、履正社高校サッカー部は高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグのプレーオフ決勝を制し、6年ぶりとなるプレミア復帰を果たしました。

 この日は3年生にとって最後の公式戦。ラストゲームを勝利で飾り、後輩たちにバトンを繋いだキャプテンの髙橋直樹くんから、試合後に手記が届きました。

サッカー部キャプテン・高橋直樹(たかはし・なおき)くん

 第100回全国高校サッカー選手権大会 大阪大会の決勝戦では、履正社高校の1、2年生の全クラス、3年生のIII類のみんながスタンドに駆けつけ、応援してくれたことが嬉しかったです。大会を連覇することはできませんでしたが、みんなの声援がプレーの後押しとなりました。

 大阪大会の敗戦後は気持ちの切り替えが難しく、残った プリンスリーグ関西の試合に不安がありましたが、チームはさらに一致団結し、プリンスリーグ関西優勝、そしてプレミアリーグ昇格と、残りの公式戦7試合をすべて勝利できたことは、「今までやってきたことは間違いじゃなかった」と大きな自信となりました。この経験はこれから先も忘れません。

 サッカー部の3年生は23名。みんな個性が強くて、団結するのにかなり時間がかかりましたが、失敗や敗戦を経験し、皆で顔を上げて頑張り続けたことで最後に大きな結果を出せたと思っています。

強化クラブの仲間、そして後輩たちへの言葉。

 履正社高校の強化クラブはどのチームも全国レベルで、サッカー部のメンバーも、ほかの部のメンバーもみんな目標が高かったです。その中でお互いに負けられないという気持ちがあったから、成長できたと感じています。卒業後、次のステージでも成長していけるよう、今後も切磋琢磨していきたいです。

 また後輩たちには、とにかくみんなの色を全面に出して頑張ってほしいです。自分の後を継ぐ新キャプテンへ伝えておきたいことは、「上手くいかない時が成長できるチャンス」ということ。履正社高校サッカー部でキャプテンを任されることに、時には重圧を感じることもあると思うけど、チームと仲間を信じ、頑張り続けてほしい。「絶対に目標達成」に向けて、ブレずに行動してほしいと思います。

 そして3年間、もっとも身近でいつもサポートしてくれた保護者の皆さま、ありがとうございました。試合前の激励の言葉はいつも大きな力になっていました。

 履正社高校・中学校でいつも温かく見守り、たくさんの事を教えてくれたすべての先生方にも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

※取材時、サッカー部はシーズン中で新チームが発足していなかったため、新キャプテンは後日ご紹介する予定です。